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書評(ビジネス系)

うまくいく人脈づくりの極意は馴れ合いにあった!成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり 夏川賀央

投稿日:2016年8月4日 更新日:

どうも、ぴこイチです。

書評 成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり 【2008】

ズバリ、多くの人は何かしらビジネスで成功するため(プラスにするため)に人脈を作ろうとしているのではないでしょうか。

成功する人脈づくりは公私混同ばかり?どういうことじゃい!気になる!」

ポチッ!

ということで読んで確かめてみました。

書評

ビジネスマンになると、やたらと勉強会に出たりパーティに出て人脈づくりにいそしんでいる方っていますよね。

僕自身も、勉強会にたくさん参加して、人脈づくりを頑張って、名刺コレクターのようになっている時期がありました。

ビジネス系の書籍を読んでいると、人脈づくりは大事だということは、よく書いてあります。本書はそれらと違った視点の人脈づくりをするコツを教えてくれます。

 

成功するための人脈術というよりも、こういう風に人脈を作っていくと、「成功しちゃう人」になれるよって内容です。

僕は、成功するためには、そのビジネスに関わる人とつながりを作って、ビジネスにつなげていくのが王道じゃないのか?と思っていました。

本書を読んだ結果、公私混同の方が総合的にはうまくいくことが多いなと感じました。

 

人脈づくりっていうワードだけで、いやらしいと感じる方もいるかと思いますが、すごく爽やかな内容でした。読んでみて、そういう意味ね!とスッキリしましたから。

以下に、僕が印象に残った部分の引用と、自分の解釈をまとめます( ・`ω・´)

【】内は本書より引用

 

①公私混同だからこそ人脈は長続きする

仕事は仕事、遊びは遊びとキッチリ分けて考えている方は多いと思います。僕はそういうタイプでした。

成果を求められる仕事では尚更そう考えることが多いのではないでしょうか。

本書のいう公私混同の人脈づくりという視点で考えると

 

仕事をしながら、どうしたらもっと楽しめるかと遊び心をもつこと、遊んでいる時に閃いたアイデアを遊び仲間にぶつけたりすることが大事だという。

確かに、こういう形の公私混同は悪いことはないかなと思う。

 

具体例として挙げられていたこと

著者が取材に同行する際、A社の記者さんとは要件を済ませればまっすぐに帰るそうです。終了。ビジネスの付き合いですね。

B社の記者さんとは、仕事のほかに、名物料理を食べに行ったり、博物館に寄ったりと色々と付き合いがあるそうです。

取材よりもそちらの方がメインになるくらいの付き合いだそうです。これが公私混同の付き合いです。

 

これだけ聞くと、取材を効率よく進めるには、やはりA社の記者と付き合っていた方がいいだろうと思いますよね。ところが著者の言いたいことはそういうことではない。

B社とは、色々な付き合いの中で「色々な話」をすることになる。

その中には雑談以外に、「今はこういうことを考えている」「こんなことをやりたい」といった話も含まれ、新たなビジネスに結び付くことが多いのだとか。

 

ただ、公私混同で遊んでいるだけではなく、しっかりビジネスの話もしていける関係性を作れれば公私混同の方が良さそうです。

そう考えると、A社との付き合いでは、関係性はビジネスライクになりがちなことと、新たなビジネスに結び付く機会自体が少ないですよね。

公私混同で付き合っていける相手ということは、お互いの信頼関係も作りやすいでしょうし、自分の意見を素直に言いやすい関係性が作りやすいという意味でも、より良いものをつくりあげていけそうです。

 

②アイデアと公私混同人脈

アイデアを持ち寄ることがいかに重要かということが分かるお話が紹介されていました。

NTTドコモの「おサイフケータイ」は、平野敦士カールさんという方が実現させたビジネスですが、実はIT知識や技術がほとんどなく、携帯電話の技術すら分かっていない状態だったそうです。

ではなぜ実現できたのかというと

 

【平野さんには「お店に行って商品を買った時に、携帯電話一本で決済できたら便利じゃないの?」と、そういうアイデアがあっただけ。】

平野さんは、このアイデアをいたるところで話したそうです。すると、いつの間にか別の分野の人たちから様々なアイデアが出てくるようになったのです。

こうして、興味を持った方が、また誰かに話し、自分自身では考え付かなかったアイデアまで生まれてくる。

 

当時、携帯電話で決済をするという新しいアイデアに乗ってくるカード会社は全くなかったそうです。

ところがアイデアに興味をもった銀行業界の方が上司を説得し、その会社の新規事業として立ち上げるまでに至ったそうです。

アイデアを実現するために必要なことが、自分自身ではクリアできないことだとしても、誰かができればOKということですね。

 

まとめのひとこと

ビジネスの成功を求めた時、良い意味で公私混同の付き合い方ができていれば、その方が確実に良いなと感じました。

関係性の薄い人の名刺ばかり集めてみても、あまり効果的とは言えないでしょうし。

「自分の考えや意見を発信することは大事だ」とよく聞きますが、実はなかなかビジネスのみの関係性の方だと言いにくいところがありますよね。

 

その点、公私混同の付き合いをしている方なら、ちょっとした雑談の中で投げかけたテーマやアイデアからビジネスが発展していきやすいと考えると、ワクワクしてきますね。

ちょっと話は逸れますが、Google社の話をさせてください。

Google社では、社内にカフェがあり、卓球台やビリヤード台などのレクレーション環境を作っているそうです。

 

これは社員同士が自由に話ができるように作られ、業務時間の20%は自由に自分のやりたい時間に使っていいというルールになっているそうですよ。

Google社が一流の企業として大活躍しているところを見ると、まさしくビジネスにおいて公私混同の要素を用いることが理に適っているという好例なのではないでしょうか。

1人仕事をしているだけでは、ただの「ちょっとした思いつき」で終わるかもしれない。しかし、莫大な利益を生むプロジェクトに発展するかもしれない。

 

その可能性を高めてくれるものこそ、公私混同の人脈づくりということでした。一風変わった視点で人脈づくりや人間関係について書かれていて面白かったです!

関係性の薄い方の名刺ばかりコレクションしてしまっていると感じているなら、読んでみると面白いと思います。個人的にはこの表紙のキャラも好きなのでオススメです↓

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