本書でデキる人のコツを学ぼう!タメになる87テクニック
以前、ご紹介した書籍の兄弟本と言える本書。
書評 99%の人がしていないたった1%のリーダーのコツ 要チェック15項目
リーダーの書籍が読みやすく勉強になったので、こちらも読んでみた。
あなたのスキルを瞬時に上げる87テクニック!と謳っているだけあり、基礎的なものから、なるほどね!と目から鱗が落ちるものまであった。
幅広く紹介されているテクニックの中で、特に要チェックだと思った部分を厳選してご紹介しますよ!
3分くださいを口癖にする
多くの方は、上司に話しかける際「今、ちょっといいですか?」と声をかけるだろう。
私もそうであった。結果、「ダメ」・「今は無理」などと断られ、仕事が滞ることが多々あった。
うまいこと上司のタイミングを計るようにしていたが、本書では声掛けの方法を工夫することで解決できると述べている。
その魔法のワードが「1分(あるいは3分)ください」
これにより、上司は必要な時間が分かるため、受け入れてもらいやすくなるということだ。
この方法なら、どうしようもない時を除けば門前払いされる確率が下げられるだろう。新人の時に知っておけば仕事がスムーズにいくだろう。
「とりあえず」ではなく「まず」と言う
著者は、「とりあえず、この資料作っておきます」など、とりあえずが口癖だったようだ。
これは「お前の仕事は【とりあえず】のやっつけ仕事か?」と受け止められてしまっても仕方ない。
確かに、そういうニュアンスを含んでいると感じる。自分が放った言葉が、相手に与える印象も、自身の行動にも影響を及ぼすと考えると、発言に気を付ける必要性がありそうだ。
「とりあえず」ではなく、【まず】に言い換えてみよう。
オフィスでは真ん中を歩く
コミュニケーションは多ければ多いほど、物事が前に進んだり、新しい発想が生み出されたりする可能性が高まると著者は言う。
意外な方法として紹介されたのが、オフィスの真ん中を歩くというもの。
例えば壁沿いを歩いて自分の席に行くまでに3・4人としか目が合わないなら、あえてコースを変えてみる。
フロアの真ん中や部署の島と島の間を通ったりすると、それだけで目が合う人が10人~20人に増える。
この目が合った際に、挨拶だけでなく、気軽に会話しながら情報収集や、確認作業など仕事を前に進める機会に繋げるのだ。
この行動が仕事の成果とスピードを大きく変える。スタッフの人数などの職場環境にもよるとは思うが、この行動よりも、考え方が重要だと感じた。
実際には人と目を合わすことが出来なかったとしても、いつもと違うコースを通ることで見える他部署の雰囲気やデスクなどから色々と情報は収集できそうだ。
相手の感情を逆なでせず話の腰を折る方法
話が長く、途中で遮りたくなるほどまとまりがない人がいる。その場合、相手の感情を逆なでせず話の腰を折るコツがある。
【ステップ1】:「オウム返し」や「言い換え」で話題に入り込む(一人で話させない)
例)なるほど、〇〇なんですね(と言って割り込む)
【ステップ2】:確認する(確認しながら話の内容を整理する)
例)確認ですが〇〇ということでよろしいでしょうか?
【ステップ3】:まとめる(話の内容を整理し、締めの一言を添える)
例)なるほど、○○が◆◆ということですね!さて、話は変わりますが
こういう経験、誰しも一度は、いや何度もあると思う。
このテクニックは相当使えると思う。私は、短い時間の中で大急ぎで作業しなければならないのに、延々と話を区切れなくて困った経験が何度もある。
なかなかカドが立たないように話を中断させることは難しいが、この戦略は良さそうだ。あまりに食い気味にすると相手を怒らせるかもしれないが・・・
心にグッと来た言葉
「継続は力」ですが「力の必要な継続」は継続しないのです。
何か新しいことを始めるには、できるだけ負担のない簡単なことから始めることが、遠回りのようで目標達成に向けた近道となる。
簡単なことから始め、徐々に習慣化してから負荷を上げていく方が三日坊主になりにくいよということですね。
ひとこと、ふたこと
「仕事ができる人」と一言で言っても、単純に能力が高い人を指しているわけではないということが良く分かりました。
「仕事ができる」ということは、色々なところで根回ししていたり、他の人がやっていない小さな努力を積み重ねていたりするのだなと感じた。
そういった1%の仕事のコツを積み重ねが「仕事ができる人」の道に続いているということですね!