書評 有吉弘之はなぜ、言いたいことを言っても好かれるのか
著者
本書は、著書200冊以上の心理学者である内藤誼人さんが、
書評
有吉さんと言えば、
有吉さんは、いつも素早く的を射たことを言っているなと感じています。
そんな時にこの本を見つけたので、速攻でポチりました。もう、
一度大ブレイクしてミリオン歌手にまでなった有吉さんがテレビか
2011年タレント番組出演本数ランキング1位年間出演回数49
2012年 ツイッターのフォロワーが400万人突破
2015年にはテレビ。ラジオのレギュラー番組が12本
まさに破竹の勢い!
同じように毒舌をウリにして、
読んでみたら、かわいがられるために戦略的に活動をしているだろうことが分かり
印象に残った部分・感想
①先輩や上司に甘えまくれ
有吉
【オレは前向きに「
先輩って頼られるって嬉しいだろうな」って、 そういう風に思っています。人は頼りにされると喜ぶので、 悩み相談をするのもいいと思いますね。 しかも本当は悩んでないのに、 さも本当に悩んでるふうに言うのが肝】
人に相談されるとということは、
「本当は悩んでいないのに」
②黒歴史を吹聴せよ
有吉
【「金ないの恥ずかしいな」とか、「給料0円だってみんなに言え
ねえよ」って思ってたんです。プライドみたいのがありまして。 ですがそれをあっさり言って、「金、ないんすよ」 って平気で貯金通帳を見せられるような状況になったら、 すごく楽になりました】
内藤さんの分析によると、自分を大きく見せようとしたり、
無理に背伸びせず、
たしかに、本当に堂々としているのではなくて、
③とりあえず頭を下げておけ
有吉
【「気持ちは何もなくていいから、
形式上は頭を下げたぞっていう仁義だけ通しておけば大丈夫だと思 うんですよ。心なんか全然入ってなくていいんです。「 すいません」くらいで、謝っとけば」】
著者は、
確かにその通りだと感じます。
ナンダカンダと言い訳ばかりして謝れない(謝らない)よりは、
④プライドを持たない
有吉
【僕の中には、「自分にプライドを持たない」
ってのがあるんで。だから、こびへつらうことも平気だし、 人に嫌われるのも平気なんで、毒舌吐いても平気。 そういう意味では何をやっても楽】
一見、
有吉
【世の中で一番いらないものってなんだろう?
と思った時に、小さいプライドだと思うんですよ】
プライドは持つべきところと、
⑤一期一会を大切に
有吉
【「1回、
こいつはかわいいやつだって思わせちゃうと後はもう簡単で、 どんなことしても勝手に、 いいほうにいいほうに解釈してくれますから。」】
心理学の研究でも、最初の1回目の印象はずっと尾を引くというデ
初めて人と会う時には、身だしなみだけでなく、
⑥毒舌は面と向かって言う
有吉
【「竜さんがいないときに、竜さんの悪口は言わない。
それだけは絶対に守ります。その人がいない席で、 その人の悪口を言うのは陰口になるんで、 絶対にやっちゃいけない。人間、 陰口を言われているのを知ったら、本気で嫌な気分になる。 だから、徹底して言わない」】
過激な毒舌を繰り返してきた有吉さんの言葉だけに相当な説得力が
ちなみに、有吉さんは毒舌を言い過ぎた時は、
⑦3番手のポジションを狙っている
有吉
【「基本的に目立っちゃいけないってのがあって。
目を付けられると叩かれちゃう。二番手・ 三番手がいいというのが持論なんで」】 【ひな壇の一番前に座らせるよりも、3段目とか後方にいる方が「
俺、必要じゃねーからな」って思うから、 逆に実力バンバン出ちゃったりするんで】
芸人さんは基本的に俺が俺が!
スポーツなど競技の世界では、
そう考えると、一番手を目指さないからこそ肩ひじ張らずに自然体
結果が伴っているだけに、説得力がスゴイですね。
まとめ
本書を読んだことによって有吉さんが、
本書では、有吉さんが人に好かれるためにしている小悪魔的テクニックとも言える戦略が数多く紹介さ
また、
あらゆる大物芸能人に、毒舌や暴言に近いあだ名をつけてきた有吉さん。お世話になっているダチョウの上島さんに対しては、「豚の死骸」
つけていましたね。
浮き沈みの激しい芸能界で、ただ毒舌を吐きまくって、
一見、めちゃくちゃに見える有吉さんの、
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