まいど、ご訪問ありがとうございます。なまけタイガーです^^
突然ですが、2015年の日本の自殺者がどのくらいだったか、ご存知ですか?
先日、プロフェッショナル仕事の流儀で放送された中では、1年で24025人、1日で考えると60人以上と言われていました。こんなに多いのかと衝撃を受けた次第です。
一概には言えませんが、色んなことを気にしすぎるあまり、必要以上に自分自身にストレスやプレッシャーをかけてしまうタイプの方も多いのではないでしょうか。
一般的に、「鈍感」という言葉にはあまりいいイメージはないことと思います。しかし、僕は積極的にかつ、選択的にであれば鈍感になった方がいいと考えています。
そんな時、書店で本書を見かけたので、パラパラとめくってみると、こんなことが書いてあった。
鈍感になるほど人生がうまくいく [ 植西聡 ] |
【】内は本文より引用
【「鈍感になる」とはバカになると言うことではありません。鈍感になるとは、小さなことでクヨクヨしない、ということです。どうでもいいことで落ち込まない、ということです。】
よし、読んでみよう。ちょっとでも気になったら読む!
id="本書のターゲット">本書のターゲット
- 小さなことでクヨクヨして落ち込みやすい人
- プレッシャーを感じやすい人
- 傷つきやすい人
- 周りに気を使いすぎていると感じる人
- もっと精神的に自由になりたい人
- 真面目すぎて自分を追い込みすぎてしまう人
著者
植西あきらさん
学習院大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、産業カウンセラーの資格を取得。
書評
本書を読んでみて、鈍感になるということは明るく前向きに生きていくためには必要なことだなと感じました。
僕はもともと、明るく前向きなタイプですが、そんな僕にとっても勉強になる考え方が多かったです。
人生の色々な場面において、積極的・選択的に鈍感になることが明るく元気に生活していくコツなのだと改めて感じました。
以下に、僕が印象に残った部分と感想をまとめます( ・`ω・´)
①仕事・会社・上司と精神的に距離をとる
仕事がうまくいかない、上司とウマが合わない、プレッシャーをかけられる。そんなストレスフルな生活が続けば健康を害してしまうことでしょう。
では、どうしたら良いか、それは考え方を変えるということ(精神的に距離をとる)
例
【「仕事がうまくいかなかったとしても命までは取られるわけじゃない」
「一生、あの上司につきあっていくわけじゃない」
「この会社にいなくても、私を必要としてくれる会社は他にたくさんある」】
このように考えることで、精神的なゆとりができるため、自分自身を追い詰めすぎることはなくなる。ゆとりを持てるように、あえて鈍感になるということですね。
②なんとかせねば→なんとかなるさ
余裕がない時には「なんとかせねば」と焦って精神的余裕がなくなりがち。冷静な判断能力も落ちることでしょう。
こんな時にいくら意気込んだり、頑張ろうとしても、うまくいかないことってありますよね。
こんな時こそ、「なんとかなるさ」と考えることが大切になる。
これは、「投げ出してテキトーにやってもなんとかなるさぁ~」という意味ではない。
感情が荒立っているとうまくいかないので、冷静に判断できる状態をつくる目的であえて鈍感になる。それが「なんとかなるさ」思考ということになります。
あくまで自身の気持ちを落ち着けて、冷静な判断と行動をとるための考え方ということですね。
③怒りは「我慢」→「気にしない」
誰しも相手に言われたことで腹が立つことはあると思います。
しかし、怒りのまま言い返したり、逆に我慢してしまうと、その後数日怒りの感情を引きずってしまうこともある。
我慢すること自体がストレスになることもあるでしょう。そう言った出来事が重なることもあるでしょうし。
そんな時は「気にしない、気にしない」と自分に語りかける方法が良い。
これが本当にできたら怒りのコントロールはできやすいのだと感じます。僕自身は、この考えを持っているので基本的に怒ることはありません。
ただ、相手に対して怒っているのに「気にしない」と唱えても、それは「自分をごまかして我慢」していることになるので、意味がないとは思います。
ブログをやっていると、批判のようなコメントをいただくこともありますが、僕は気にしていません。
むしろ、コメントをしてくださってありがとうございます。と思っています。
そもそも、僕はあまり自分の考えを発信するタイプのブログを書いていないので、そう批判コメントはありませんが・・・
こういった時は、我慢するよりも、そもそも「気にしない・相手にしない」という考え方が、かなり大事になると思います。受け流すということですね。
まとめのひとこと
責任感が強い方や、真面目すぎる方にとって、日々の生活が強いストレスになってしまうことがあります。
強いストレスは心身に不調をきたし、難病を発症してしまうなんてことにもなりかねません。
そうならないためにも、「鈍感になる」ということは重要だと感じます。
自殺者やうつ病患者が増えていることの背景には社会の経済状況や就職率など様々な原因があるとは思います。
しかし、自分自身の考え方ひとつで、明るく前向きに生きていけるようになるのであれば、その方が良いですよね。
タイトルに「鈍感」と入っているので、なんとなくいいイメージが持ちにくいような本書ですが、非常に前向きになれる内容が盛りだくさんの本でした。
鈍感になるほど人生がうまくいく [ 植西聡 ] |