信号機のない横断歩道で歩行者がいても一時停止しない車は92.4%!(日本自動車連盟の調査結果)
本日、ニュースで衝撃のデータが発表されました。
歩行者がいる場合、車は一時停止することが法律で決まっているだけに残念過ぎるデータですね。
2016年9月28日 Nスタ ホリダス
信号なしの横断歩道で一時停止するか調査した結果
1時間で通過した1901台のうち一時停止したのはわずか55台
圧倒的に一時停止しない車が多いということが分かります。
歩行者がいたら一時停止しなければいけないことを知っているか調査
運転手に調査した結果
知っている44人
知らない6人
Nスタ調査
道路交通法第【三十八条】
横断歩道等における歩行者等の優先
信号無:横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、横断歩道の直前で車を一時停止させ歩行者の通行を妨げないように義務づけられている。
違反した場合
3か月以下の懲役または5万円以下の罰金
運転教本にしっかり書かれている内容です。
免許を取った人は全員学んでいるわけですね。
知らない6人は、知らないのではなくて忘れているということになります。
横断歩行者妨害違反による歩行者の死者数
2008~2012年
午前 9~10時(160人)
午後 17~18時(235人)
にピークが来ている。
夕暮時に歩行者が見えづらいことが影響しているようです。
意外と知らない交通違反と罰金
①窓の閉め忘れ
車から離れる時に他人に運転される状態
罰金6000円
②サンダル・ハイヒール
つま先・かかと無しのサンダルや、ハイヒールを履いての運転
罰金
普通車6000円
中・大型車7000円
③ずっとハイビーム・ロービーム
歩行者や対向車が
いる:ハイビーム
いない:ロービーム
罰金
普通車6000円
中・大型車7000円
歩行者 夜間の道路横断での死亡率
車にはねられ死亡625件(2015年)
ロービームで走行597件
補助等又は無灯火19件
ハイビームで走行9件
これはロービームでは40m先まで、ハイビームでは100m先まで見える。
つまり、走行速度によって障害物や人を認識してからブレーキを踏んでも間に合わないことが起こりうる。
時速80㎞での夜間走行実験
障害物に気が付き、ブレーキを踏めるタイミングを調査。
ハイビーム
障害物から101m手前
ロービーム
障害物から9m手前
JAF USER TESTによる実験
まとめ・感想
運転手の方は、歩行者がいる場合一時停止しなければいけないこと。
そして、夜間の走行では原則ハイビームで運転しなければいけないというルールを覚えておく必要があります。
警視庁によると、交通事故による死者は2015年は4117人にのぼる。
この数字が多いか少ないかは分かりません。
法律で決まっているから、車が止まってくれるといって気を付けなくてもいいということではありません。
運転者の不注意の場合もあるので、そもそも歩行者が気を付けておいた方が安全。
注意一秒怪我一生といいます。
運転者の方々には、交通事故を減らすためにしっかり一時停止の徹底をしてほしいものです。
この度、9割の人が一時停止してくれないという衝撃の事実が判明しました。
一方、歩行者・自転車走行車においても、この事実をもとに、そもそも止まってもらえない前提で考えておけば安心です。悲しいですが・・・。
全てを運転手のせいにはできませんから、自分の身は自分で守りたいものですね。