笑われる勇気 蛭子能収 書評
どうも、ぴこイチです!
なんだよこのパクリ。タイトル完全にアレのパクリじゃん!
こういうやり方嫌いだわぁと思いながら手に取ったんだけど、内容自体は失礼ながら予想外に面白かった。
釣られてやるぜ!ってくらいの気持ちで手に取って、まんまと釣られた。蛭子さんの人生相談という感じの本になっている本書
クズと言われている彼の考え方が存分に味わえる一冊となっている。
蛭子能収は本当にクズなのか。伝説のエピソード集から検証。水曜日のダウンタウンなどまとめ。
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あなただけにそっと教える本書の要チェックポイント
①俺が大切にしていることは、「人からどう思われるかではなく、自分がどう思うか」どう思われようが、俺が「ま、いいか」と思えれば、それでいいんです。
この考えかた、すごく大事だと感じますね。
②クイズ番組はプレッシャーがかかります。でにオレは勉強したりするつもりはありません。ちょっと恥をかけば済むだけの話。
恥をかきたくないという心理から、嘘をついたり意地をはったりしてしまいがち。この考えは見習いたいところですね。確かに「ちょっと恥をかけば済むだけ」と思えたらすごく人生がラクになりそう。
③いじめとかでないかぎり、相手が笑ってくれると、こっちも楽しくなりますからね。笑われたと思うより、笑ってくれたと思えばいい。
いじめによって笑われている場合を除けば、確かにこの考え方は素晴らしいですよね。笑われることに抵抗があってバカにされていると考えてしまう人も少なくないと思いますが、この発想は幸せな考え方でステキですね。
④働く時に意識していることは、自分で前に出ないようにすること。出る杭になると周りから反発を喰らって打たれるだけ。なるべく出ない杭になるように気を付けて仕事をしてきたつもりです。
⑤おとなしくしていれば、いずれ誰かが引き上げてくれると思っているんです。
たぶん「出る杭」よりも「出ない杭」の方が、世に出る確率は高いと思いますよ。芸能界でも、自分の実力とか状況を考えずに「出た杭」になってしまう人は、スーッと消えている気がしますから。
伝説のクズと言われている蛭子さんがテレビに出続けていられるのは、こういったところに秘密があるのだと思います。
調子に乗ったために「出る杭」になるよりは、「出ない杭」になっていた方がいいのかもしれません。
⑥バイト先で年下からタメ口を聞かれるという相談に対するアドバイス
敬語で話さない高校生よりも、それに腹を立てているあなた自身の問題だと思いますよ。そんな小さなことでも気になるなら、「オレ、年上なんやから、タメ口で話すなよ」と笑って言えばいいんじゃないですか」
こういうことは、けっこう起こっていることだと思います。そもそも敬語が使えない相手に「敬語を使え」と言っても無駄なことが多いですから、自分の考え方を変える方が楽ですね。
いちいち腹を立てているだけ時間の無駄です。
⑦身に起きた出来事は「ネタ」だと思えばラク
面白いことはもちろん、身に降りかかった小さな災難やすごくストレスを受けても「これはネタになるやろか」と考えている自分がいるんですよ。
自分の身に降りかかった不幸や、腹が立ったことを漫画の中で再現したり、漫画のキャラクターを惨殺したりしてストレスを解消していた方です。
漫画家という職業とは関係なく、あらゆることはネタになると考えているとストレスが減りそうです
⑧人間とは、どうしようもない生きもの
いきなりイヤミなことを言われたり、カチンとくるようなことを言われたりすることがあります。言われた時は、すごくビックリしますが、人はどうしようもない生きものだと考えていれば、何とも思いません。
悪口を言えば、陰口をたたくのも人間です。それでいて、中傷した相手の前でニコニコすることもできます。そういう生き物だと認識しておけばいいんですよ。
大人になったら誰でも分かっていることを、あえて言う蛭子さん。蛭子さんが言うと重みが違いますね。
まとめ
蛭子さんはクズとして有名ですが、書籍を読んでみると「変わった生き方をしている人」という印象に変わりました。
人付き合いをする上で、気をつかいすぎて疲れ果てている方にオススメの書籍です。