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書評 超一流の超休息術 突出した結果を出す51のコツ 超現実的でオススメ

投稿日:2016年8月7日 更新日:

書評 超一流の超休息術 突出した結果を出す51のコツ

最近、「超一流の●●」や「一流の●●」など、「一流」と書いてある本を多く見かけます。

「何でもかんでも一流って書いて・・・」と思いつつ、目に留まったのでパラパラとめくってみると、こんなことが書いてありました。

 

【】内は本文より引用

【本書は、私の人体実験の結果を書いた、「究極の休息マニュアル」である】

「なにこれ面白そう!買いまーす!」

このフレーズがステキすぎたので、中身が全然面白くなくてもいいやと思いながら買ってみました。

 

書評 超一流の超休息術

 

著者

潮凪洋介さん

早稲田大学卒業後、エッセイスト、作家、講演家、イベントプロデューサーとして幅広く活躍。出版された書籍は累計150万部を超えている。

ハードワークの傍らキックボクシングやサーフィンなどアウトドアの遊びも楽しむ生活を送っているパワフルな方です。

 

書評

本書は、著者が「自分の能力を最大限に引き出すための休息法」を真剣に考え、自ら「人体実験」をした経験をもとに書かれています。

身体を休息させる方法のみ特化して書かれた本ではありません。

 

究極の休息術とは、身体を休めるだけでは成り立たない。本当の意味での休息とは何なのかに迫っています

身体も精神も休息させることこそが、疲れにくい身体作りに繋がるのだということがよく分かる内容でした。

 

だから自分はいつも休まらなかったのか!と感じ、いっぱいいっぱいだった頃の自分に紹介してあげたくなる良書でした。

以下に、私が印象に残った部分を一部まとめます( ・`ω・´)

 

①完全オフの日を作ると逆に疲労する

著者はアクティブレストという考え方を提唱している。

【アクティブレストとは仕事のプラスになる休息を取るということだ】

【一流と呼ばれる人は、仕事を始めた瞬間から、自分本来の能力を存分に発揮するための休息をとる。つまり、仕事を高いエネルギーでこなすための、下準備として休息をとるのだ】

 

このアクティブレストとは、休みながらゆるやかにオンの状態に向かい続けることを差している。休んではいるけどゆるやかに仕事をしている状態。

具体的には完全にオフの日を作らないで、365日仕事をするということ。

仕事に真面目に取り組み、結果を常に求められている人の場合、完全にオフの日を作ることで「休んでしまった・・・」という精神的ストレスを抱えることがある。

 

そういった経験から、著者はオフの日にも必ず1時間は仕事をするようにしているそうです。

私も仕事に追われている時はまさしくそうでした。週に1日の丸一日休みなのに、外出する気になれず、実際外出すると罪悪感に襲われるという時期がありました。

精神的に「仕事をしていない」という不安感や罪悪感に襲われて心が消耗してしまうことで、結果的に身体が疲労する悪循環が起こるわけですね。

 

②過去の栄光に頼り休息する

じっくり休んでも疲れが取れない、なんだか頭がスッキリせず集中できないなんてことが誰しもあると思います。

そんな時は、今までの人生で楽しかった経験や心が安らいだ瞬間(過去の栄光)を思い出して浸ることが良いという。

 

過去を振り返るのは良くないという方もいますが、こういった形でモチベーションを高められるならイイ方法だなと感じます。テンションを上げるいい方法ですね。

どう考えても、気分がうつむいている時にはやる気は起きないですもんね。

 

③短時間で涙を流せるものを見つける

 

心身ともに張りつめてしまって、疲労困憊。かといって眠いわけでもない。そして、PCの前から離れられない。そんな時に効果的なのが「泣ける映画のクライマックスシーンを観る」というもの。

泣くことによって副交感神経が優位にすることを目的としています。

 

副交感神経を優位にすることでリラックス状態をつくることができ、緊張状態になり固まった思考回路も柔軟に変化しやすいという。

ポイントはクライマックスだけを観ることで、短時間でリラックスすることができるという点で映画が優れているということでした。

この発想も斬新でいいですね。

 

個人的には映画が特になければ漫画でもいいかと思います。スラムダンクやワンピースは何度読んでも、すぐ泣いてしまいます。

映画ではLEONが大好きなので、試してみたいと思います。

 

④身体を軽くするために運動せよ

著者は「肉体労働以外の疲労は、身体を動かすことで解消される」と言い、キックボクシングをされるそうです。

休息のための運動では、「やりたい気持ち」を大切にすることと、「苦しすぎる」運動を避けることがコツ。いやいややっても意味がないということですね。

僕は、一日中家から出たくないほど身体が重いことが何度もありました。疲れているときは運動したくないですよね。

 

それでも、実際は軽い運動として散歩やサイクリングに出てみると身体が軽くなった経験があります。

運動をすることによって脳内にドーパミンという快楽物質が分泌されるとも言われていますし、リフレッシュ効果は十分期待できそうですね。

 

⑤たまにバカになれ

【あなたの心が休まらないのは、休息してもなかなか休んだ気がしないのは、「バカさ加減」が足りないからだ。バカになれる人は「休息の達人なのである」】

大人になるにつれ、自己解放する機会を放棄してしまう方が多いという。僕も漏れなくその一人でした。

 

【私たちは会社の仕事の道具になるためだけに生まれてきたのではない。あなたが会社の一部なのではなく、会社が私たちの人生の一部に過ぎないのだ。】

僕自身、「いい大人なんだから」と社会人になってから妙に大人ぶっていた時期があります。

ハロウィンやお祭りで大騒ぎしている方をニュースなどで観ることがありますよね。

 

実は普段はすごく真面目に仕事をされている方が、あえてバカになって大はしゃぎしているのかもしれませんね。

仕事ばっかり考えているよりも、遊ぶ時は、とことんバカになって大はしゃぎする気持ちを忘れないということも大事ですね。もちろん迷惑をかけない範囲で。

 

まとめのひとこと

いわゆる横になって寝転がるような休息だけではなく、様々な切り口から休息を捉えている素晴らしい良書でした。

文章も非常に読みやすく、超一流の休息法を実践している著者こそが超一流だと感じました。

 

365日1日も完全には休まないのに、疲れない身体・習慣を作り上げること。それこそが超一流の条件になってくるということですね。

超一流の休息術を、要チェックや‼↓

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