やたらと話題になっているプロブロガーのイケダハヤト氏、ブログを始めて3ヶ月の私ですら名前は知っている。
やたら叩かれていて気の毒だなぁってくらいしか知らないけど・・・
今回、あえて彼については調べずに純粋にステキなタイトルに惹かれたので、本書を手に取った。
「給料半分でも」今の仕事を選びますか?
「死ぬまで低収入でも」今の仕事を続けますか?
このようなテーマで本書は構成されている。
何のために働くのか、何のために働きたいか。お金のために働くという生き方が果たして正解なのか。そんなことをじっくり考えさせられる本です。
かなり面白い内容。これは良書。
著者の考え方
本書を通して色々なことを書かれていますが、大きくまとめると、こんな感じだと思う。
・高収入を得るために頑張る≠幸せ
・収入が少ない≠貧乏
・貧乏=自由
・積極的に「自分」の価値を高める行動をせよ
お金を稼ぐために働いてしまっているということに疑問を抱き、社会人3年目にして会社を辞めフリーランスになった著者。
すごく余裕のある生活が出来る理由
それは売り上げ目標が低いから。目標年収が300万円であり、それを達成すればあとは自由な時間。
あくせく働く必要はなく、締切に追われることもなく好きなブログを書いて、創作活動に励めればそれで満足。
家族を大切にする時間も十分確保できる。貧乏は考えようによっては自由なのです。
この考えに至るために実践してほしいこと
「生きていくのに最低限かかるお金はいったいいくらなのか」を真面目に計算すること。
著者の計算では
300万円も現金があれば、都心の小さな賃貸物件で夫婦ふたりで生きていける。
200万円も現金があれば、田舎の安い賃貸物件で夫婦ふたりで生きていける。
本来、200万円もあれば余裕で生きていけるのに、年収400万円を稼ぐために毎日心身を削りながら、鬱病になりかけてまで会社に勤めるなんて働き方は望ましくない。そう考える著者は、計算の結果ひとり当たり150万円ほどで普通に生きていけるという感触になったそうです。
ゲーム化して考える(ゲーミフィケーション)
貧乏を意識した生活は凄く楽しい。貧乏は制約。
つまり、1ヶ月にいくら使うか、自分の貴重な時間をどこまで労働に咲くか、お金をつかわずにどう人生を楽しむか、そういう疑問符と日々向き合うこと。
あらゆることをゲーム化すること(ゲーミフィケーション)が日々の生活を楽しむコツ。
貧乏というと一見ネガティブな状況すら、人生を輝かせるゲームになりうるのだ。
目標年収を300万円に設定し、1時間1万円で仕事をして、年間に必要な労働時間を300時間に収めます。
これで月25時間。1日1時間働けば年間300万円になる。あとの23時間を自由に使う。これが「豊かさ」と考える。
実現のためには時間当たりの収益性を高める必要があるが、自らの価値を時給1万円に持っていければいい。
この発想は大事だと思う。時間当たりの収益性が高まれば、それは理想だよなぁ。
知識や経験を公開して人とつながる
著者は、ツイッターやブログで自身の知識や経験を積極的に公開している。
自分をオープン化して与え続けていった結果、講演や執筆の以来が舞い込んで来たり、レビューを期待して色々な商品が送られてくるようになったりしたそうだ。
自分の存在を知らしめよ
自分の存在を知らしめるためのツールはSNSをはじめ、YOUTUBEなど様々。
著者の場合はブログ運営から、ある企業の社長に声をかけてもらい、転職することが決まったそうだ。
自分の存在を知らしめる活動が、会社と言う「柵の外」と繋がるために役立ち、違う世界へ旅立つきっかけになったとのこと。
具体的にどうするか
専門性や熱い想いを発信すること。ブログであれば、専門職の方はその道の内容を。
仕事以外にも趣味性のある情報も素晴らしい価値を持つ。あるいは、仕事をするうえで得られた気づき。話題のニュースに関する意見を書くのも良いだろう。これらは魅力的なコンテンツとなる。
生きている以上、感動するコンテンツを必ず発信することが出来ます。蓄積してきた知識や、日々直面する体験の数々は重要な資産になります。そのためにも、知識を公開してください。
炎上を恐れるな
ツイッターなどで匿名アカウントから攻撃されることがあったら、自分に自信を持ってください。
炎上するのは、それだけエネルギーがある証拠です。また、確実に「柵の外」に近づいている証拠です。ぜひ勇気をもって、批判を恐れず熱い想いを表明しましょう。
まとめ
私は、低収入だとやりたいことも出来ず、楽しめず、生活が苦しく、お先真っ暗だろうと決めつけていた。しかし、それは思い込みだったんだなと、強く思わされる内容が盛り込まれている。
以前、週6日働き、疲労して心身を削っていた時期があった。その時は充実した日々であったが、実際は苦しいことが多く、結果的に病気になり退職する事態になった。
そういったことからも、心身を削ってまで頑張らず自由を獲得していくイケダ氏の生き方は理想的であると感じる。それが自分にとって現実的なのかどうかは別として。
今の時代、ネットを使えば自己表現をする機会はいくらでもある。私の場合は、ブログを通じて自身の入院生活に関わる記事を更新しながら、このブログでは興味のある記事を作っている。
自分自身の経験や知識を公開することにより、自身のため、社会のためになるなら最高だと感じている。無償で有益な情報を提供する意味が私には分からなかったが、本書を読んで考えが随分変わった。
何かを本当に勉強したい場合は、お金をかけて勉強会に出たり、参考書籍を購入するものだと思っていたが、案外無料や低価格で開催されている勉強会があったりすることも判明。
イケダ氏のように無償で様々な活動を行い、お金よりも価値のある「人とのつながりを作ること」で、豊かな生活を手に入れたいものである。
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