石原元都知事が豊洲移転問題に関し文書を公表した。
2016年9月23日放送 バイキング
石原慎太郎氏コメント
「私の東京都知事在任中の件で皆様に多大な混乱やご懸念を生じさせるなどしておりましてまことに申し訳なく思っております。」
そもそも何で謝罪になったのか。
もくじ
石原慎太郎の知事当時のコメント
石原前都知事が、地下にコンクリートの箱を埋める案に言及していたことが15日、分かった。
2008年7月
東京都の専門家会議が豊洲市場の土壌汚染対策のため盛り土を行うことを提言。
2008年5月30日
石原都知事(当時)
「土を全部さらっちゃった後、地下2階ぐらいですかね。その構造を詳しくは専門性分かりませんけども。3m2m1mかそういう段階の要するに箱ですねコンクリートの」
専門家会議が盛り土計画を固めていたものの
「コンクリートの箱を埋め込むことで、その上に市場とかのインフラを支える、その方がずっと安くて早く終わるんじゃないか」と工期や費用が押さえられるというメリットがあると持論を展開していた。
石原元都知事の現在のコメント
2016年9月15日(木)のコメント
上記事実に関し
「それは知りません。僕はそういう話を聞いただけのことだから」
「私は下から聴いたことを皆さんに報告しただけですよ」
記者「その下というのは?」
石原氏「市場長でしょ」
とコメント
一方、当時の市場長(比留間英人)は「石原氏から指示を受けた」と主張
当時の市場長のコメント
「石原氏の会見の内容は、私が指示を受けたわけですけども、586億円という土壌汚染対策費をはじきましたけどもそれより(コンクリートの箱案は)かなり(工費が)多かったと記憶しております」
「知事に報告しましたよ。『採用できません』と」
記者「その時知事はどういう・・・?」
市場長
「ああ そうか」って
両者の言い分が真っ向から対立していたが、
17日土曜日、石原前都知事は発言を修正
石原前都知事は「専門家から聞き都の幹部に検討したらどうだ」と指示をしたことを認める。
しかし、現在の設計になったことについての報告は一切受けていないともコメントしている。
「僕は騙されたんですね。してない仕事をしたことにして予算を出した訳ですから。」とコメントし、都を批判している。
おおざっぱにまとめると
9月15日には
下から聞いたと説明。
9月17日に発言を訂正。
「私が専門家から聞き、との幹部に検討したらどうだと言っていた。」
謝罪コメント
「当時、様々な重大案件を抱えていたことや、まもなく84歳になる年齢の影響もあってたとえ重大な事柄であっても記憶が薄れたり勘違いをしたりすることも考えられます。」
「今後、報道機関の皆さまの個別のお問い合わせにその都度お答えすることは無用な混乱を招くおそれがあることから控えさせていただくこととしました。」
坂上忍酷評コメント
坂上
「謝罪というか訂正するときは文書なんだなぁって素朴な疑問というかね。僕らの常識でいうとね、そういった時こそ、表立ったところに立ってお詫び申し上げるっていう教育を受けてますんで・・」
東国原英夫酷評コメント
東国原
「僕からしたら謝罪というより、いい訳ですね。言い分が二転三転したことを謝罪しているだけですよ。だったら一番最初に記者が来た時に、よく精査したうえでまとめて回答しますとなぜ言わないのか!」
坂上
「あの時に、カチンときちゃって、ものすごくハッキリおしゃべりになっていましたよね」
東国原
「言ってます。下から上がってきたことをそのまま伝えたんだ。そうしたら、下に聞いたら、上に聞きましたとなってて、それを言われてから僕が言ったんだってなったんだから。」
石原良純コメント(番組外)
石原良純
「あまり無責任なことを言わない方が良いよ」
石原慎太郎
「うるせえ!」
石原氏コメント
「卸売市場・建築・交通・土壌汚染・予算等の様々な観点で専門家や関係者の意見を聞きながら副知事以下の幹部職員や実務に長けた関係部署の多くの職員たちと協議を重ね実業の計画を進めていた。」
石原氏
「土壌汚染を無視して予算と完成時期だけにこだわり強引に今回問題になっている構造にさせたといった指摘がなされているようですが、そのような事実は断じてありません。」
小池都知事が石原慎太郎にした質問の回答書を公開
小池
「いただいたお返事というのは公文書の扱いになるかと思いますので公開の対象になります」
小池
「東京都の土壌汚染対策費用は858億円にのぼりました。これを踏まえ、豊洲市場の用地の価格は、妥当だとお考えか。その理由とともにご説明ください。」
石原
「妥当云々以前にずいぶん高い買い物をしたと思いますが、何故そうなったかは私に判断を求められることがなかったことから分かりません。しかし、この点は東京都及び東京ガスに残っているはずの当時の諸条件に関する交渉経過の資料を見れば明らかになる者と思います。」
小池
「2007年4月の知事選の後、同月に土壌汚染対策の専門家会議が発足し、2008年7月に土壌の入れ替えや盛土をおこなうなどを提言する報告書をまとめている。この専門家会議の報告書はお読みになった記憶があるか。また、どのように評価されていたか。」
石原
「読んだかどうかの記憶はありませんが、いずれにせよ、その専門的内容からして、私があれこれ評価できるものではなかったと思います」
東国原氏は
「協議はしていたというが、実際はしっかりした協議はなされていなかっただろう」とみている。
文書での謝罪はしたものの、これ以上、個別の問い合わせは受け付けない。これでは誰も納得できないだろう。
あくまで当時の最高責任者である。もう都知事じゃないから関係ないというのはあまりにも無責任だ。
石原慎太郎 2017年2月5日4年ぶりにツイート
世の中では今もなお、小池知事による豊洲問題に関する質問状に対し、私が具体的な回答をしていないということであるらしいが、それは間違いです。私は全ての質問に対し、ひとつひとつ記憶を遡りながら誠意をもって回答した。質問・回答の全文は、文芸春秋本誌の昨年12月号に掲載した。
— 石原 慎太郎 (@i_shintaro) 2017年2月5日
地下水から有害物質ベンゼンが検出された
2017年に入り、外部有識者からなる「専門家会議」が1月14日に地下水調査(9回目)の最終結果として、一部から環境基準を大幅に上回る79倍の有害物質(ベンゼン)が検出されたと公表。
小池都知事のコメント
「驚くべき数値がでた。突然、数値が跳ね上がるのはどういうことか、改めて信頼度の高い調査をする必要がある。移転を先延ばししたいわけではない」
専門家会議の平田健正座長コメント
あくまで地下水であり、食品を扱うのは地上であるので「食の安全に問題はない」
安全性よりも安心につながるかがカギだと発言。
橋本徹氏のTwitterコメント
「飲むわけでもなく、使うわけでもない地下水に環境基準を設定したことが全ての混乱の原因」
「専門家会議は今頃になって釈明しているが、そうであれば安全基準がおかしかった。」
「地下水は下水基準内に処理し排水すればOK。現在、下水基準を満たして排水されている。この事実をもっと報道すべき」